vol.176.南富良野町 冬のかなやま湖

北海道のほぼ中央に位置する富良野市内から40キロほど南に位置する、南富良野町。

南富良野町には美しい湖、かなやま湖があります。

1月中旬。
今日は、真っ白い雪と氷に覆われた冬のかなやま湖を訪ねてみました。

雪と氷に覆われた冬のかなやま湖。

湖面にはワカサギ釣りを楽しむテントがたくさん張られていました。
色とりどりのテントで白い湖面がにぎやかに彩られています。

凍り付いた湖面に降りてみようと思います。

一歩ずつ感触を確かめながら、ゆっくりと湖へと進みます。

強く踏みしめてもびくともしないほど、湖面はしっかりと凍り付いていました。

氷の上には真っ白い雪が積もっています。
白く広がる雪原を歩いているようで、湖の上を歩いていることを忘れてしまいそうです。

岸から随分遠くまで歩いてきました。

遠くに見えていたワカサギ釣りのテントも近くに見えます。

向こう岸にも近づいてきました。

かなやま湖の真ん中に立っていると思うと、氷を踏みしめる足に力が入ります。
立ち止まると、足元からゾクゾクと氷の冷たさが伝わってくるのを感じます。

岸辺に沿って、歩いてみました。
動物の足跡がはっきりと残っています。

風で岸に打ち寄せられたのでしょうか、

厚さ10㎝以上ある、分厚い氷が積み重なっています。

これほどの氷ができるには、いったいどれくらい気温が下がったのでしょう。
見たことのない光景に、驚きです。

時折差し込む日差しが、白い湖面を明るく照らしています。
冷たく澄んだ空気と静けさに包まれるひと時。
気分が一新されるような清々しい気持ちになりました。感じました。

今日は、南富良野町のかなやま湖で、寒い冬にしか味わえない時間を過ごすことができました。