vol.77.フラワーランドかみふらの ~花盛りのルピナス~
富良野地方で一番早くラベンダー栽培が始まった、北海道上富良野町。
昭和20年代当時は、香料用の作物として栽培されていたそうです。
現在は観賞用として、一面紫色のラベンダーが楽しめる日の出公園をはじめとする、花畑が町内に点在しています。
今日は、数ある美しい花畑の中から、ルピナスが見ごろを迎えた、「フラワーランドかみふらの」をご紹介します。
国道237号線を、フラワーランドかみふらのの大きな看板を目印に、北27号西道路へと入ります。
入り口を抜けると、広々とした花畑が広がります。
これから見ごろを迎えるキンギョソウや、薄い紫色のキャットミントなど。
綺麗に植えられた花々が迎えてくれます。
花畑の向こうには、上富良野町の街並みと田園風景、雲の隙間からは十勝岳連峰の裾野が見えます。
広い園内は、お花畑をまわる遊覧者、トラクターバスに乗って、見学することも出来ます。
6月上旬のこの日、見ごろを迎えていたのは、ルピナスです。
花畑を見渡せる高台から、眺めてみます。
見渡す限りのルピナスの花畑は圧倒的です。
ルピナスは一つ一つの花に美しい色のグラデーションがあります。
白、紫、ピンクなど、色の違う花が幾重にも重なりあって彩りが広がります。
圧倒的な存在感で、独特なルピナスの世界をつくりだしています。
ルピナスは、どんな土地でもたくましく育つと言われています。
そのたくましさ、生命力にあふれる活気が、花畑から伝わってくるようです。
ルピナスの花を楽しみながら、花畑を歩きます。
ルピナスの花畑の奥には、ジャーマンアイリスの花畑が広がっています。
凛とした佇まいで、彩り鮮やかに花を咲かせています。
辺り一面、黄色の世界が広がる、キカラシの花畑もありました。
お天気の良い日には、ここから十勝岳連峰を一望できます。
7月頃に見ごろを迎えるラベンダー。
小さな蕾を膨らませていました。
間もなく、辺りを紫色に染めてくれることでしょう。
これからの季節、ラベンダーやコスモス、サルビアなどさまざまな種類の花が、見ごろを迎えます。
9月下旬頃までいろいろな花を楽しむことができます。
売店では、北海道の様々なお土産や、園内で咲いている花の種も購入できます。
また、ラベンダーを使ったハガキづくりなどの手作り体験も楽しめます。
今日は力強く咲くルピナスと、美しい花畑に元気をもらえました。
圧巻のルピナス畑は、6月下旬頃まで見ることが出来るようです。