vol.8 富良野の冬~寒さ極まる富良野~

立春を過ぎた2月の上旬。

富良野地方のこの日の正午の気温は-13℃。

この気温が一日の中で最も高い気温です。

天気予報で、史上最強クラスの寒気が流れ込むと伝えられていた通り、

冷たい空気が肌に刺さるような厳しい寒さです。

凍てつく寒さの中、中富良野町を歩いてみました。

風雪が舞う中富良野町駅前付近

中富良野町は、旭川空港から車で1時間ほどの自然豊かな静かな町です。

盆地特有の気候で、気温の寒暖の差が大きく、冬には-25℃を下回ることもあります。

夏はラベンダーが咲き誇り、お米や玉ねぎ、にんじん、じゃがいもなどの農作物も豊かに実ります。

JR中富良野駅の前に立ち並ぶ、農業用の石造り倉庫の屋根から、サラサラの粉雪が風にあおられて舞っています。

時折吹く突風は視界を真っ白に遮ります。

中富良野町を流れる富良野川

駅から歩いて10分程のところを流れる富良野川。

アイヌ語の「フラヌイ」に由来し「フラヌイ川」と呼ばれていた歴史もあります。

上富良野町の十勝岳を水源として流れてくる富良野川の水面も寒さで凍りついています。

雪けむりが舞う富良野川

同じ場所から、少し視線を移すと、また違った表情を見ることができます。

富良野川は、川幅を広げゆっくりと流れていきます。

川辺には深く積もった雪。

強い風が吹くと、雪けむりが舞い上がり、辺りを白く覆います。

厳しい寒さや突風の中でも、絶えず川の流れが続きます。

中富良野町の夕暮れ

夕陽の沈むころ、ようやく太陽の姿が見えました。

青く澄み渡る空と暖かい光を放つ太陽。

張りつめていた気持ちがホッと和むような、そんな気持ちになります。

今日は、『北風と太陽』の物語で北風が圧勝した、そんな一日でした。

暖かい日差しが待ち遠しい、寒さ極まる一日でした。

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