vol.62.富良野 春を彩る野の花~5月の鳥沼公園~
新緑の美しい鳥沼公園
北海道富良野市にある、鳥沼公園。
JR富良野駅から5キロ程北東にあり、十勝岳連峰の裾野に位置しています。
その名の通り美しい沼があり、四季を通して鳥たちの鳴き声が響いています。
いつもきれいに整備されている公園内には、大きな木々がしっかりと根を張り、空に向かって枝を広げています。
新緑の葉の間から、暖かな日差しが差し込んでいます。
新緑を迎えた鳥沼公園には、美しい緑の世界が広がります。
豊かな自然が残る鳥沼公園では、様々な植物を楽しむことができます。
今日は、5月頃に公園内で見ることの出来る春の草花をご紹介します。
鳥沼公園の春の山野草
まだ桜の残る、5月初旬。
植物の息吹を感じます。
公園内の地面が、白く雪が積もったようです。
白く雪が積もったように見えたのは、ニリンソウです。
1本の茎から2輪の花を咲かせることから、この名が付いたそうです。
ニリンソウが白い絨毯のように、辺り一面、たくさんの花を咲かせています。
ミズバショウは花が終わったようです。
大きな葉が力強く茂っています。
オオバナノエンレイソウも可憐な花を咲かせています。
エンレイソウの仲間は、花を咲かせるまでに、10年近くもかかるそうです。
その花言葉は、「奥ゆかしい美しさ」
佇まいにも気品を感じます
5月の中頃になると、エゾノウワミズザクラ
ネコノメソウ
エゾノタチツボスミレ
クルマバソウ
オオアマドコロなど、たくさんの植物が花を咲かせています。
公園内の足元がとても賑やかになります。
マイズルソウが可愛らしい蕾を付けています。
間もなく花を咲かせるそうです。
バイケイソウも大きな葉を広げています。
水際には、ニリンソウなどの草花が咲いています。
5月の鳥沼公園では、植物たちの生き生きとした姿を見ることが出来ました。
それぞれの草花が伸び伸びと葉を広げ、自分の花を咲かせるひたむきな姿に、たくさんの元気をもらいました。