vol.38.富良野市内散策山部から
北海道の中央に位置する富良野市は、へその街と呼ばれています。
周りを山々に囲まれた富良野盆地は、四季折々の美しい山並みと田園風景を楽しめます。
4月に入り、富良野市街では、すっかり雪どけが進んでいます。
道端には、ふきのとうが、あちらこちらで、花を咲かせています。
ふきのとうの花畑のようです。
一方で、新富良野プリンスホテルのスキー場では、春スキーを楽しむことができます。
今日は、富良野市街から帯広方向へと車を走らせました。
富良野の東側にある十勝岳連峰の美しい山並みは有名ですが、西側の富良野西岳や芦別岳など夕張山地も、雄大で猛々しさを感じます。
はるか遠くに見える芦別岳は標高が高く、まだ一面雪に覆われていますが、富良野西岳や布部岳などは、白い雪の色が少なくなってきました。
畑にはまだ雪が残るところもありますが、道路にはすっかり雪がなくなりました。
夕張山地の山々を西側に見ながら、田園風景の中を15キロほど走ります。
芦別岳の麓にある、山部自然公園太陽の里に着きました。
背後には雄大な夕張山地や芦別岳の姿を望むことができます。
キャンプ場やパークゴルフ場などの施設もあり、大自然を堪能できる公園ですが、まだ深い雪に覆われていました。
芦別岳登山の際に、このキャンプ場を利用される方も多いようです。
ゴールデンウイークには営業が始まります。
それまでには、この積もった雪もとけて、豊かな自然を楽しめるのでしょう。
太陽の里から西へ国道38号線に向かって5分程走ると、間もなく山部(やまべ)の市街地へと出ます。
昭和41年に当時の山部町は、富良野町と合併して、現在の富良野市となったそうです。
JR山部駅は青い空を背景に素敵な佇まいです。
毎日静かに、地元の学生など、利用者を暖かく迎えてくれているのでしょう。
山部は、富良野産のメロンを生産する農家がたくさんあります。
メロンのビニールハウスでも作業が始まっているようです。
メロンのとれる7月から8月には、メロン農家さんから、直接新鮮なメロンを購入することが出来ます。
国道38号沿いにもたくさんの看板が出ています。
今年も美味しいメロンがいただけるのが、今から楽しみです。
今日の最高気温は10℃まで上がったようです。
ようやく富良野にも春が訪れたことを実感できます。
これから、日に日に山や田畑や道端の花などを通して、季節の移り変わりを感じられることでしょう。
今年も新たな季節との出会いが楽しみです。