vol.192.中富良野町北星山から望む十勝岳連峰の四季
北海道のほぼ中央に位置する中富良野町。
JR中富良野駅の背後に広がる北星山は、町のシンボルとして親しまれています。
標高300mほどの北星山山頂からは、春夏秋冬、四季折々の十勝岳連峰の美しい山並みを望むことが出来ます。
初夏の頃。
北星山の斜面に広がるラベンダー畑と、
その向こうに広がる緑色の豊かな大地。
十勝岳連峰には大きな夏雲がかかっています。
真夏の夕方。
突然の夕立のあと。
空が赤く染まり、十勝岳連峰の上には大きな虹がかかりました。
作物が実る頃。
十勝岳連峰の裾野に広がる豊かな大地が黄金色に輝きます。
畑ではタマネギなどの収穫風景が見られます。
秋の訪れ。
朝晩の冷え込みが厳しくなる9月下旬。
十勝岳の山頂には初雪が降りました。
山の頂に白い帽子をのせているようです。
深まる秋。
木々の紅葉が進んだ10月下旬。
日に日に秋の深まりを感じる季節です。
秋の終わる頃。
山々に振る雪が次第に里に近づいてくる晩秋の季節。
雪がちらつき、肌寒い日が続き、冬の足音がすぐそこまで近づいてきました。
初冬の頃。
そしてカラマツが全ての葉を落とす11月の末頃。
季節は冬へと変わります。
日が短くなり、午後四時頃には日が沈みます。
日没の頃、西日に照らされた十勝岳連峰の白い山肌が赤く染まる光景は、息を飲む美しさです。
青い空にたなびく雲。
白い雪に覆われた冬景色が広がります。
春の気配を感じる頃。
白い雪景色に大地の黒が混じり始める3月上旬。
畑には雪解けを進める融雪剤がまかれました。
季節が冬から春へと動き始めました。
移り行く季節の中で、いつも変わらず、堂々とそびえ立つ十勝岳連峰
その美しい姿は、この地で暮らす人々の、大切な心のよろどころです。