vol.93.富良野ワイン工場周辺散策
一年を二十四の季節に分けた二十四節気の小暑が過ぎました。
小暑は本格的な暑さが始まる頃という意味だそうです。
北海道富良野も、連日、爽やかな暑さの日が続いています。
澄み渡った青い空に、爽やかに吹く心地よい風。
山々の深まった緑に、ラベンダーの紫色。
北海道富良野の夏の到来です。
JR富良野駅から車で5分程の距離にある、清水山。
7月に入り、斜面を彩るラベンダー畑の紫が色濃くなりました。
山の中腹に建つ、赤い屋根とレンガの建物のふらのワイン工場。
周りの美しい景色と調和しています。
ラベンダー畑が綺麗な紫色に染まっています。
辺りが甘いラベンダーの香りに包まれ、
蜜を求めてラベンダーの花の周りを飛んでいるハチの羽音がしています。
まさに富良野の夏の光景です。
ワイン工場では、ふらのワインの歴史や試飲、買い物を楽しめます。
工場の中はひんやりとしています。
地下には、ワインの貯蔵庫や熟成室を見学できます。
ふらのワイン、果汁、タイムカプセルには、2004年のワインやブドウ果汁が、20年後から100年後までそれぞれ、カプセルの中で静かに時間を過ごしています。
2階に上がると、大きな窓の外に富良野の街並みと十勝岳連峰の山並みが広がっています。
ワインの樽を覗くと、綺麗な万華鏡の世界。
ワインの試飲やふらのワインの歴史も楽しめます。
奥のお土産コーナーには、ふらのワインを始め、お菓子やジャムなど多くの商品があります。
たくさんの商品の中から、ラベンダーの香るボトルに入った、富良野ワインと赤ワインのポテトチップスを購入しました。
外に出ると、青空が広がり、日差しがとても強く感じられます。
ワイン工場の建物から降りていくと、ぶどうの葉が生い茂っています。
ぶどうの小さな実がたくさん成っています。
近くにきれいなアジサイも咲いていました。
アジサイもこれからが見ごろです。
ワインハウスへと続く道を散歩のできる、ぶどうが丘公園。
木立の中を抜けていく散歩道を歩いてみます。
日差しが木々に遮られ、気持ちの良い風が通ります。
綺麗な緑の実。
姫リンゴでしょうか。
誰かの忘れ物のようです。
こちらには、赤くなった実もあります。
ワインハウスのある頂上までもう少しです。
階段を登り切ると、富良野西岳が見えました。
北の峰の街並みや空知川も見渡せます。
深い緑が美しく、自然の豊かさを感じられます。
ワインハウスから少し下ると、
斜面一面のラベンダー畑です。
こちらの展望台も、また違った景色を楽しめます。
富良野西岳と
十勝岳連峰の両方を望むことが出来ます。
ベンチに腰掛けていると、心地よい風が吹いてきます。
清水山のワイン工場の周りで、富良野の自然から美味しいものまで、富良野の魅力をたっぷりと楽しめます。