vol.74.6月 北海道富良野の空模様
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六月に入り、これから富良野の最も過ごしやすい、自然の美しい季節になります。
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道端の花や美しい山並みなど、初夏の到来を感じさせてくれます。
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田植えも終わり、緑の稲が爽やかな風に揺れています。
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今年は、ライラックの開花も早いようです。
別名「リラ」とも呼ばれる、ライラック。
六月の寒い日を、北海道では、「リラ冷え」と呼んでいます。
梅雨のない北海道ですが、最近六月に湿度が高く、雨模様の日が続くことも珍しくなくなりました。
お天気の良い日に自然を楽しむように、雨の日の自然も楽しんでみようと思います。
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富良野市街から6キロ程の距離にある、鳥沼公園。
四季折々の自然を楽しめる、美しい公園です。
雨の降るなか、傘をさして、池のほとりを歩いてみます。
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公園内の池の水面にうっすらと霧がかかり、幻想的な姿です。
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雨に濡れたフキの葉は、鮮やかな緑色です。
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木々の葉も恵みの雨に喜んでいるようです。
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たくさんの花をつけている、ニセアカシア。
雨に濡れて、辺りにより一層の甘い香りを放っています。
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鳥沼公園から、八幡丘の方向へ車を走らせます。
途中のパーキングから市街を眺めます。
街が雲に覆われています。
天気の良い日の望むことの出来る、芦別岳などの山並みも厚い雲の中です。
天気の違いで見える景色が全く違います。
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八幡丘にある、春よ来いの木。
青空の中で見る景色とは違いますが、大地に根をしっかりと張る姿は変わりません。
雨のなかでも、自然は逞しく、ひたむきな姿を見せてくれています。
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数日雨模様の日が続いた後の青空は、また格別です。
青い空にたなびく雲と緑。
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刻々と変わる雲をずっと眺めていたい気持ちになります。
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繰り返される雨の日や晴れの日。
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空模様が変わると、景色も全く違って見えます。
雨の日の景色も晴れの日の景色もそれぞれの今を大切に、楽しみたいと思います。