vol.233.富良野12月の景色
12月に入り、いっきに積雪が増えた北海道富良野。
富良野市八幡丘のハートヒルパーク展望台から望む富良野の街も、真っ白い雪に覆われました。
正面の山の斜面の富良野スキー場もオープンし、本格的な冬の到来です。
今日は、冬本番を迎えた12月の富良野の景色をご紹介します。
朝の風景
12月上旬。
朝7時を過ぎました。
久しぶりに太陽が見られるお天気
富良野市街からほど近い清水山に向かいました。
東の空が明るくなってきました。
清水山からは富良野の街並みを一望できます。
朝の光が、柔らかく空を染めていきます。
清水山の斜面に広がるラベンダー畑もすっかり雪景色です。
清水山中腹にある富良野ワイン工場。
白い雪景色の中でワイン色の建物が一層際立って見えます。
ワイン工場の周りを囲むカラマツの林の向こうに、徐々に明るくなっていく朝の空が見えています。
清水山から東の方向に車を走らせると、山ぎわから太陽が顔を出し始めました。
車を止め、朝日が昇る様子を眺めます。
背後には、富良野スキー場や富良野西岳がはっきりと見えています。
朝の光は、明るく晴れ晴れとした気持ちになれます。
すっかり明るくなった周りの景色を眺めながら、
鳥沼公園へと向かいました
鳥沼公園
富良野市街から6キロほどの距離にある鳥沼公園
湧水の流れ出る美しい沼のある鳥沼公園も、
白い雪に包まれています。
畔に立ち、水辺の景色を眺めます。
周りの木々や空が映し出される水面には、
たくさんの渡り鳥の姿が。
のんびりと羽を休めています。
山の向こうから水面に光が差し込んできました。
今の気温はー5℃。キリッと冷たい空気が、気持ちまで爽やかにしてくれます。
鳥沼公園の水辺で
清々しい時間を持てました。
鳥沼公園か富良野市街の方へと車を走らせていると、東の空から明るい光が差し込んできました。
凍結した路面が、太陽の光に照らされています。
久しぶりのお天気で富良野西岳やスキー場が綺麗に姿を見せてくれています
田畑の白い雪景色と青い空のコントラストが綺麗です。
太陽の位置が徐々に高くなっています
冬の太陽がやわらかく雪景色を照らしています。
凍結した路面に気を付けながら、富良野市街へと車を走らせます。
川の水が静かに流れ青い空が広がっています。
今日は良いお天気になりそうです
冬の晴れ間の風景
曇りがちで雪の降る日が続いた12月上旬でしたが、
この日は久しぶりの青空です。
明るい太陽の陽射しにホッとします。
陽射しに誘われて、田園風景の中へ車を走らせました。
中富良野の方向から富良野盆地を流れるベベルイ川に沿って、鳥沼公園の近くまでやって来ました。
ベベルイ川はこの辺りで進路を変え、富良野川に合流します。
川の向こうには、頂きを雲に覆われた芦別岳の姿が見えています。
青空の広がる鳥沼公園。
今日は、葉を落とした木々の向こうに、芦別岳の姿を見ることができました。
緑豊かな季節には気が付かなかった、鳥沼公園からの芦別岳の眺め。
嬉しい発見です。
沼の水面には、たくさんの渡り鳥が羽を休めています。
沼の畔の大きな古木に目を凝らして見ると、
2羽の大きな鳥がとまっています。
１羽は枝の先端に、もう一羽は少し下の枝にとまり、
じっと沼を見つめています。
白い尾の羽がみえるので、オジロワシでしょうか。
凛々しい佇まいです。
時折、視線がこちらに向けられているように感じる瞬間は、
その鋭いまなざしに、思わず後ずさりしてしまいます。
そしてこれから沼で狩りが行われのだろうかという緊張感で、ハラハラ、ドキドキしながら見守りました。
しばらくたっても、大きな鳥は身じろぐことなく枝にとまり、沼の水鳥達は悠々と水面を泳いでいました。
何事も起こらなかったことにホッと胸をなでおろし、鳥沼公園を後にしました。
自然豊かな鳥沼公園。
訪れるたびに、さまざなま光景に出会える魅力的な公園です。
中富良野町北星山の雪景色
12月中旬。
雪の朝。
北星山から望む中富良野町の街並みも、雪と雲で真っ白です。
時刻は朝8時半。
雲の隙間から、頼りなく、おぼろげな太陽の姿が。
今日は寒い日になりそうです。
北星山のカラマツ林も雪で真っ白です。
風の強い日があったのでしょう。
吹き付けられた雪が幹や枝にびっしりと張り付いています。
雪が降り積もるカラマツ林は、
白と黒のモノクロの世界のようです。
カラマツの林の間を走る、道路も真っ白い雪道です。
時折吹く風で、カラマツの枝に積もった雪が落ちると、視界は一瞬真っ白に。
そんな雪景色の中で、ナナカマドの実を見つけました。
白い景色の中で、赤い実に惹きつけられるように、カメラを向けました。
今日は、白い雪に包まれる富良野の冬景色をご紹介しました。
