vol.201.富良野立夏の頃
5月に入り、周りの植物達の力強い、生命力を感じる北海道富良野。
真夏のような気温まで上がったり、冬のような寒さに戻ったりと少しずつゆっくりと季節が進んでいます。
一年を24の季節に分けた二十四節気の立夏に入りました。
立夏は文字通り、夏の始まり。
富良野では例年、この立夏の前後に桜を見ることが出来ます。
沢山のエゾヤマザクラが花開いています。
薄ピンク色の桜が辺りに咲き誇っています。
山笑う季節。 桜の淡いピンクと新緑の若葉色、になまこ山が彩られています。
遠くに見える山並みの雪もとけて、山肌があらわれて来ました。
富良野の桜の季節は、冬の名残りに包まれながら迎えます。
そんな桜もあっという間に葉桜に変わります。
ほんの束の間の楽しみだからこそ、一層の美しさを感じるのかもしれません。
雪どけが進み川の水量が増えています。
川辺の木々の新緑も美しく、命の芽吹きの力強さを感じます。
空の青さと新緑の若葉色が一層輝きを増しています。
数日暖かい日が続くと、道端に花が咲き乱れ、一気に季節が進んでいるように感じられます。
五月晴れのもと、爽やかな風を感じます。
田んぼにも水が張られ、田植えの準備も進んでいきます。
可憐に咲く二輪草、
今日は20度を超える温かさ。
身近な周りの景色が日毎に変化していきます。
初夏の訪れも、もう間も無くです。