vol.185.冬の空 春に向かって

2月半ば、二十四節気の雨水を過ぎました。

雨水とは、降る雪が雨へと変わり、氷がとけ出すころのこと。

富良野でも、日の差す日中には、ツララからとけた水がポタポタと滴り落ちる。

そんな光景を目にするようになりました。

季節が春へと向かっていることを感じます。

そんな季節の移り変わりを冬の空から振り返ってみます。

冬の朝

12月半ば、冬至の頃。午前6時半。

辺りはまだ薄暗く、東の空には三日月がかかっています。

街灯りがぼんやりとオレンジ色に灯っています。

7時20分。雲の切れ間からようやく太陽が顔をだしました。

冬の朝がゆっくりと始まります。

冬至から20日ほど過ぎた1月中旬、間もなく大寒を迎える頃。

時刻は7時20分。

十勝岳連峰の南の端の尾根から朝日が昇ってきました。

そして、立春を過ぎた2月上旬頃。

日の出の時間は7時。

朝日が昇る場所も、北の方向に移動し、富良野岳の方に近づいてきました。

朝を迎える時間が早くなり、日差しの力強さも増してきたように感じます。

冬の夕暮れ

12月中旬、冬至の頃。午後三時半。

午後3時半頃には、太陽が西の空に傾きはじめます。

冬の昼間は短く、あっという間に日が暮れてしまいます。

冬至から一月近くたった、1月中旬。

時刻は午後4時。

冬の寒さは厳しい時期ですが、日が長くなったことを感じます。

2月上旬。立春を過ぎた頃。

時刻は4時20分。

日差しにも力強さを感じる夕暮れの空です。

まだしばらくは冬の寒さは続きますが、季節は確実に春に向かっていることを富良野の冬の空が教えてくれています。

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