vol.47.富良野市 鳥沼公園に訪れた春
4月の半ばを過ぎた北海道富良野市。
まだ朝の冷え込みが厳しい日もありますが、日中の暖かな日差しに春が感じられるようになりました。
今日は、四季を通じて美しい景色が楽しめ、市民の憩いの場として親しまれている鳥沼公園の春をご紹介したいと思います。
鳥沼公園は、JR富良野駅から6キロほど北東にあり、十勝岳連峰の裾野に位置しています。
冬は渡り鳥が体を休めに、こちらの沼にたくさん飛来していました。
今はほとんどが飛び立った後です。
ここで英気を養い飛び立っていったようです。
透明度の高い美しい沼のある鳥沼公園
鳥沼公園は名前の通り、鳥がさえずり、豊かな森と湧き水の流れる美しい沼のある公園です。
今日のような青空の広がる天気の良い日には、一層美しい景色を楽しめます。
沼の水は透明度が高く、澄みきっています。
水面がまるで鏡のように、周りの木々を映しこんでいます。
木々や山、そして青空を映しこんだ水面が、しずかに佇んでいます。
沼をのぞくと、水の中を泳ぐ魚の姿をはっきりと見ることができました。
暖かな春の日差しを浴びながら、元気に泳いでいます。
たくさんの植物が育つ鳥沼公園
公園内には、大きなたくさんの木々がしっかりと根を張っています。
鳥たちの鳴き声も聞こえてきます。
春の日差しは木々の葉の隙間から木漏れ日となって足元を照らしています。
その足元には、たくさんの松ぼっくりや
どんぐりが落ちています。
近づいてみると、ミズナラのどんぐりから新しい命を育てる根が伸びています。
硬い殻をやぶり、小さな根を伸ばして、命をつないでいます。
この小さなどんぐりのたくましい生命力と健気な姿に胸を打たれます。
大切な命を踏まないよう、用心して歩きます。
春の花を楽しめる鳥沼公園
園内の水辺では、水芭蕉が見ごろを迎えています。
美しく咲いた白い花、そして大きく広げた葉に、春の光が注いでいます。。
エゾエンゴサクも、水色の可憐な花を咲かせています。
エゾエンゴサクの青い妖精たちがここにも舞い降りたようです。
鮮やかな黄色い花を咲かせているのは、フクジュソウです。葉の部分が大きく茂ってきました。
公園内は、春の空気が満ちています。
ビーグル犬のマメも、気持ちよさそうに春の匂いを嗅いでいます。
富良野の鳥沼公園にもしっかりと春が訪れていました。。