Vol.23富良野の恵~ふらのワインとチーズ~
北海道の中心に位置する富良野市。
北海道の「へそ」としても知られています。
四方を山々に囲まれた盆地特有の気候で、一年を通して寒暖の差が大きく、美味しい農作物が育つ環境です。
そんな環境を生かしてつくられているものの一つに、富良野産のぶどうでつくられた、ふらのワインがあります。
JR富良野駅から西に向かって2キロほど行くと、ぶどう畑の広がる清水山があります。
清水山に向かう道は、「ワインロード」と呼ばれ、途中の富良野川にかかる橋は、「シャトーふらのばし」と名付けられています。
シャトーには、ワインを醸造・貯蔵する建物のあるブドウ園という意味があるそうです。
まさにシャトーふらのばしを進んだ先には、清水山の傾斜に広がるブドウ畑と、そのぶどうを使ったワインを醸造・貯蔵するふらのワイン工場があります。
お天気の良い日には、ワイン工場から十勝岳連峰を眺めることができます。
ワイン工場の周辺では、夏にラベンダー、秋には紅葉を楽しむことができます。
ワインロード沿いの街灯は、ワイングラスの形をして、ぶどうもデザインされています。
ふらのワインは、ワイン工場で地元のぶどうを使って、醸造から販売まで行われています。
品質も高く評価され、富良野の特産品の一つです。
まさに、富良野の豊かな自然と生産者の愛情の賜物です。
今日は、ワイン工場でつくられているふらのワインの期間限定市民還元ロゼワインをいただこうと思います。
市民還元ロゼワインは、期間限定でお手頃な値段で市内のスーパーでも購入できます。
オレンジとピンクを混ぜ合わせたような綺麗な可愛らしい色。
飲み口も軽やかで、とても飲みやすいです。
ワインと一緒に、ふらのチーズ工房でつくられたふらのチーズ、「ふらのチーズセピア」も一緒にいただきます。
イカ墨入りのふらのチーズセピアは、カマンベールタイプで、とても濃厚な味わいと滑らかな口当たりです。
チーズの中身の黒は肥沃な富良野の大地を、周囲を包む白カビは真っ白な粉雪を表現しているそうです。
賞味期限が一週間程となったふらのチーズは、熟成が進んでトロッとした食感です。
富良野の大地で育まれた素材を活かしたワインとチーズ。
想像通り、相性はぴったりです。
ゆっくりとワインとチーズをいただきます。
富良野の恵みをいただく至福の時間です。