vol.213.2020年・富良野の夏・ラベンダー畑

7月中旬。

今年も北海道のほぼ中央に位置する富良野の花畑が鮮やかに彩られる季節がやって来ました。

中富良野町ファーム富田

JR中富良野駅から歩いて20分程の距離にあるファーム富田

良く晴れた週末は、花畑を楽しむ、多くの方で賑わいました。

ファーム富田を代表する花畑、「彩りの畑・いろどりのはたけ」

ラベンダーの紫色、コマチソウのピンク色、ビール大麦の黄緑色。

鮮やかな花々の彩りが、明るく爽やかな気持ちにしてくれます。

ファーム富田を訪れる方々の倖せを願って名付けられた「倖の畑(さきわいのはたけ)」

最も歴史のある「トラディショナルラベンダー畑」

木々に囲まれた「森のラベンダー畑」

針葉樹の濃い緑を背景に広がる、「森の彩りの畑」

ファーム富田のラベンダー畑は満開です。

明るい日差しに輝くラベンダーを前に、訪れた方々にも笑顔の花が咲いているようです。

紫の花から花へ蝶や

ミツバチも忙しそうに飛び交っています。

富良野の夏を彩る、ファーム富田のラベンダー畑。

今年もたくさんの方々の笑顔が広がっていました。

中富良野町北星山町営ラベンダー園

JR中富良野駅の背後に位置する北星山町営ラベンダー園。

ラベンダーの紫の花畑が山の斜面いっぱいに広がっています。

今日は標高300mほどの山頂まで、花畑を楽しみながら歩いてみることにします。

少し登ると、麓からの眺めとは違った景色を楽しめます。

振り返ると花畑の向こうに、中富良野町の町並みが見渡せます。

山頂の展望台までもう少し。

最後の階段を登り切ると、北星山の頂上に到着です。

頂上からは、夏雲のかかった十勝岳連峰や、のどかな田園風景が望めます。

北星山ラベンダー園では白いラベンダー、「美郷雪華(みさとせっか)」を見ることが出来ます。

「美郷雪華」は、中富良野町の花がラベンダーであることから交流が始まった秋田県美郷町オリジナルの白いラベンダー。

白と紫、二色のラベンダーが楽しめるのも、この場所の魅力です。

富良野市ハイランドふらの・ラベンダーのうみ

JR富良野駅から車で15分程の距離にある温泉宿泊施設、「ハイランドふらの」

施設の目の前に広がるラベンダー畑、「ラベンダーのうみ」

紫色の海原が広がります。

ラベンダー畑は、緑豊かな森に囲まれています。

濃い緑色の針葉樹や

みずみずしい黄緑色の葉が茂る木々を背景に

ラベンダーの紫色が一段と際立って見えます。

森の緑とラベンダーに癒されるひと時を過ごせる場所です。

上富良野町深山峠ラベンダー園と日の出ラベンダー園

富良野地域で最初にラベンダー栽培が始まったことから、ラベンダー発祥の地とされる上富良野町内にも、多くのラベンダー園が点在します。

旭川空港から車で30分程の距離にある深山峠ラベンダー園。

ラベンダー畑の向こうには、緑の美しい丘が連なります。

今日は厚い雲に覆われていますが、晴れた日にはラベンダー畑の向こうに雄大な十勝岳連峰の姿を見ることができる、上富良野町の美景スポット、「かみふらの八景」の一つでもあります。

この場所から見る、空と大地は大きく、広く、開放的な気持ちになります。

広大な景色とラベンダー。

夏の北海道らしい風景を楽しめる場所です。

深山峠から上富良野町の市街へ向かって車で10分ほどの所にある、日の出ラベンダー園。

山の斜面を利用した傾斜地に、広大なラベンダー畑が広がります。

ちょうど、遅咲きのラベンダー「オカムラサキ」が見ごろを迎えています。

ラベンダー畑には遊歩道も整備されているので、

ゆっくり歩いて散策を楽しめます。

遊歩道を歩いていると、写真を撮りたくなるような

絵になる風景に出会えるのも楽しみのひとつ。

ラベンダー園の小高い丘の上には、展望台があります。

展望台からは、ラベンダー畑が一望できます。

時刻は午後六時。

西の空には、傾き始めた大きな夏の太陽。あたりを黄昏色に染めていきます。

富良野のにぎやかな夏の一日がゆっくりと終わろうとしています。

ラベンダーが満開になる頃、富良野ではトンボの姿も見かけるようになります。

満開のラベンダーにとまるトンボの姿が、富良野の短い夏を教えてくれているようです。

今日は、富良野の夏、ラベンダー畑をご紹介しました。

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