vol.189.富良野 春を感じて 啓蟄の頃

1 3月に入った北海道富良野。
富良野市街から6キロ程東にある、鳥沼公園を訪れました。


美しい景色と静かな佇まいのこの場所には、時折足を運びたくなります。


2 数週間前、厳しい寒さで辺りが真っ白い霧氷に覆われていました。


同じ場所からの景色がまるで違っています。

風で水面が揺れています。

沢山のマガモがゆったりと羽を休めています。

寒さも和らぎ、穏やかな時間の流れを感じます。


3 今年は例年になく雪が少なく公園内のベンチ
も見えています。


高くそびえる木々の根本まで雪面から現れています。
間も無く啓蟄。
雪の下の生き物達が活動を始める季節です。


冬の厳しい寒さから春へと移り変わっていくのを感じます。

4 店先にも春を感じる味覚が並んでいました。
春色のうぐいす餅と桜の葉の香りが芳しい桜もち。

桜の葉に包まれたピンク色の桜もちは、春を一層身近に感じさせてくれます。

お抹茶と一緒にいただきます。
桜の葉の塩味とお餅の餡の甘味が口の中いっぱいに広がります。
そこにお抹茶の苦味が加わると、味わいが深まり、とても豊かな気持ちになります。

確実に近づく春を五感で感じる嬉しさを味わいながら美味しくいただきました。