vol.179.真冬の日の出公園
1月下旬。
冬本番の寒さが続く北海道富良野。
良いお天気に恵まれた今日は、上富良野町の日の出公園に出かけました。
初夏の頃には、紫色のラベンダー畑が広がる日の出公園も、
真っ白い雪に覆われた冬景色です。
今日は、頂上にある展望台まで歩いて登ってみようと思います。
青い空に向かって白い雪の斜面を登っていきます。
この冬は、例年に比べて雪が少ないため、ラベンダー畑の畝の形がまだ見えています。
真っ白い雪面に、動物の足跡もありました。
白い雪原と青い空に囲まれて、とても清々しい気分です。
しばらく上っていくと、雪面の向こうに、
十勝岳連邦の白い頂が見えてきました。
30分ほど雪の中を歩いて、頂上に到着です。
この場所は上富良野町の美景スポット、「かみふらの八景」に選ばれています。
展望台からは、
白い雪におおわれたラベンダー畑
その向こうに広がる上富良野町の雪景色が見渡せます。
冬の間はスキー場として賑わっている南側の斜面。
その向こうには、上富良野町の街並みが広がっています。
遠くには、美しいシルエットの富良野西岳や芦別岳が見えています。
この場所から見上げる空は、広く開けて、吸い込まれるような迫力と美しさです。
今日の空には太陽の周りに丸い虹のような光の輪が見えています。
これは、太陽の周りに薄い雲がかかった時に現れる光の輪。
日暈(ひがさ・にちうん)と呼ばれる大気光学現象です。
青色から淡いピンクの真珠色まで、美しいグラデーションで彩られた冬の空。
そこに浮かぶ、大きな虹色の光の輪。
神秘的な美しさに包まれ、とても満たされた気持ちになりました。
今日は真冬の日の出公園で、美しい景色に心満たされる幸せなひと時を過ごせました。