vol.161.秋から冬へ*11月の富良野
11月初旬。
北海道のほぼ中央に位置する中富良野町の北星山では、あたたかな黄色に色づいたカラマツが秋の終わりを告げています。
11月中頃。
色を深めたカラマツが茶色い葉を落としています。
どんよりとした灰色の空からは、冷たい雪が舞い散る日も多くなりました。
11月下旬。
一夜にして景色が変わってしまうほどの大雪が降りました。
景色から色がなくなったような、白と黒、モノトーンの世界に様変わりです。
北星山の頂から望む中富良野の街も、白い雪に覆われました。
富良野盆地が、一面真っ白い雪に包まれています。
日が暮れて、暗くなるのも早くなりました。
今の時刻は夕方の4時。
夕方の4時を迎えるころには、太陽が西の空に沈んでいきます。
西日に照らされ、十勝岳連峰の白い頂きが、ほんのりピンク色に染まっています。
日が暮れてくると、グッと寒さも増してきます。
夜には氷点下まで気温が下がる日も増えてきました。
気温が下がり良く晴れた日の朝。
草木の周りを覆う霧氷に出会えることがあります。
これは、草木に付いた空気中の水蒸気が凍りついたものです。
太陽の光に照らされて輝いています。
寒い朝に見られる魔法のような光景。
とても神秘的に感じられます。
11月も終わりに近づき、これから、いよいよ雪と寒さに覆われた富良野の白い冬が始まります。