vol.120.富良野*グルメ 上富良野町のホップ畑とビール
この松ぼっくりに似た果実、何の植物か分かりますか?
これは、ビールの原料となるホップの果実「球花」です。
ホップは、ビールに欠かせない、苦みや香りをもたらす役割を果たしているそうです。
北海道上富良野町の中心部にある、日の出ラベンダー園には、
鑑賞用に、ホップのツルで作られたアーチが設けられていました。
すぐ近くでたわわに実るホップの球花を見ることが出来ます。
上富良野町では、北海道内で唯一、ホップの生産が行われているそうです。
8月下旬、上富良野町にあるホップの畑は、収穫の時期を迎えていました。
背高く育ったホップのツル。その高さは5m近くあります。
ツルにはたくさんの球花が付いています。
ホップの収穫作業では、球花のついたツルごと切り落とす作業が行われるそうです。
サッポロビールは、明治時代、北海道で野生のホップが発見されたことがきっかけで、「サッポロビール」として創業されたそうです。
上富良野町では、大正時代からホップの栽培が始まり、たくさん生産されていましたが、
現在はサッポロビールと契約する4戸の農家の方により、ホップの栽培が続けられているそうです。
その上富良野町の農家が育てたホップで作られたビールが、サッポロビールの「上富良野~大角(おおすみ)さんのホップ畑から」です。
このビールは、アロマホップ「フラノスペシャル」という2007年に品種登録されたホップが使用されています。
フラノスペシャルは、アロマホップならではの香りと豊かな苦みが特徴だそうです。
実際に飲んでみると、とても香りがよく、爽やかな苦みと豊かな香りが口の中に広がる、とても美味しビールです。
セブンイレブンで限定販売されています。
缶ビールには、ホップ畑と生産者の方のイラストが描かれ、お土産にも喜ばれそうです。
上富良野町で生産されたホップを使ったビール。
大正時代から続く、100年近い歴史と伝統。
美味しい味にうなづけます。
今日は、上富良野町のホップ畑と豊かな風味が味わえる美味しいビールをご紹介しました。