vol.104.南富良野町道の駅と映画『ぽっぽや』ロケ地
7月23日の大暑を過ぎて、急に暑さが増した北海道富良野。
綺麗な田園風景を眺めながら、南富良野町まで足をのばしてみます。
富良野市街から道道253号線を東に向かい、八幡丘を通って、
麓郷方面へと車を走らせました。
国道38号線を行くより少し遠回りになりますが、美しい田園風景を眺めるドライブコースです。
田畑の作物が美しい景色を創り出しています。
野菜が深い緑の葉を茂らせ、小麦が黄金色に輝き、大麦の穂先が黄色く色づいています。
麓郷の市街を抜けて、道道253号線を更に走ります。
途中、平沢や老節布も綺麗なパッチワークのような田畑が広がっています。
東山から国道38号線へと入ります。
さらに20分程行くと、南富良野町に入りました。
南富良野町は、十勝岳連峰や日高山脈、夕張山地に四方を囲まれ、総面積の9割が森林地帯の緑豊かな町です。
町の中央には、金山ダムによってできた、
人造湖「かなやま湖」があります。
町のシンボルテーマは、「太陽と森と湖のまち」だそうです。
南富良野町幾寅に入ると、国道沿いに大きな駐車場のある道の駅の看板が見えます。
物産館や
パン屋さんの建物があります。
駐車場に入ると、ラベンダーの紫色が目を引きます。
遠くに見える山並みと、青空にラベンダーの濃い紫色が映えています。
たくさんの食べ物屋さんののぼりが立っています。
エゾシカバーガーもあります。
シカ肉は南富良野町の特産品の一つです。
いただいてみることにします。
日陰になっているお店のテントで綺麗な景色を見ながらいただきます。
シカ肉は癖がなく、牛肉のハンバーガーをいただいている感覚です。
パンもふっくら柔らかく、玉ねぎの甘さが効いた美味しいハンバーガーです。
今日は、気温も30℃近く上がり、厳しい暑さですが、美味しいハンバーガーに食が進みます。
道の駅から帯広方向へと車で3分程いったところに、映画「ぽっぽや」の舞台となった、
JR幾寅駅があります。
入口の看板は、「幌舞(ほろまい)駅」となっています。
実際に映画の撮影に使われた当時のままだそうです。
とても趣のある駅舎です。
駅舎内には、ぽっぽやの展示コーナーもあります。
主演の高倉健さんが実際に着用した衣装などが展示されています。
映画の世界に入り込んだようです。
駅の周りには、撮影に使用された列車や、建物が撮影当時そのままに残っています。
昭和の時代を感じる、ノスタルジックな空間です。
残念ながら、2016年の台風の影響で、JR幾寅駅には、現在は列車が通っていません。
幾寅駅を含む、東鹿越駅から新得駅の間が長期間不通となっています。
多くの利用者を見守ってきたJR幾寅駅。
駅舎の佇まいに、とても感慨深い気持ちになります。
美しい景色や
美味しいハンバーガー、
映画そのままの姿のJR幾寅駅。
南富良野町幾寅周辺をゆっくりと楽しむ時間でした。