vol.54.富良野 満開の桜 朝日ヶ丘公園から
ゴールデンウィークの後半に入り、初夏のような陽気に恵まれた北海道富良野市。
道端の花の種類も一気に増えたように感じます。
街中のいたるところでは、桜の花が咲いています。
北海道ではエゾヤマザクラを多く見かけます。
今日は、3000本の桜を楽しめる朝日ヶ丘公園にお花見に行ってみます。
朝日ヶ丘公園は、富良野駅から3キロほど、国道38号線を滝川方面に向かって、空知川を渡ってすぐにあります。
朝日ヶ丘公園のなまこ山は、桜の時期には山が鮮やかなピンク色に色づきます。
なまこ山の上り坂にも、たくさんの桜がさいています。
あいにくの曇り空ですが、桜は満開です。
なまこ山に登ると、桜の木が生い茂る森の中に入り込んだようです。
道の両脇を大きなエゾヤマザクラがそびえています。
去年のオオウバユリが背筋をピンと伸ばして立っています。
足元には新しい命が育まれています。
どんぐりが根を伸ばして、大地に根を張ろうとしています。
葉が大きく茂ったフクジュソウが黄色い花を可憐に咲かせています。
若葉がみずみずしく、生命力に満ちています。
桜の花が地面に落ちています。
硬い地面に桜が一つ花開いたようです。
道路脇の桜並木が美しい景観です。
午後になり、日差しが出てきたので、朝日ヶ丘公園内の日赤の森を散策してみました。
桜園の名前通り、辺りが桜のピンクで一杯です。
なまこ山も桜のピンクと若葉の新緑で、美しく彩られています。
桜の木が植えられたパークゴルフ場の芝生が桜の花びらで、雪が降ったようです。
澄みきった青空の中で見る桜は、美しさを増しています。
数日気温が高かったので、桜の開花が一気に進みました。
このまま咲き続けてほしいと、欲が出てしまいます。
この満開の桜も、数日で散ってしまうでしょう。
今の、この美しい景色を心に焼き付けておきたいと思います。