vol.33.富良野産の美味しいものをいただきます
長く厳しい冬から春へと移り変わろうとしている北海道富良野市。
春分の日を過ぎて、日が長くなり、雪山も小さくなり、あちらこちらで畑の土が見られるようになりました。
まだ寒い朝もありますが、日中の日差しに、春の暖かさを感じます。
畑に積もった雪もとけて、農作業も始められています。
今年初の富良野産のアスパラを見つけました。
ビニールハウスで大切に育てられたアスパラです。
きれいな緑色で、土の養分をたっぷりと含んだみずみずしいアスパラです。
さっと茹でていただきたいと思います。
アスパラだけで、何も味を加えずにいただいてみました。
柔らかくて、とてもみずみずしく、しっかりと甘みが感じられます。
富良野の春の恵みです。
お酒のおつまみにもなりそうです。
富良野は、ふらのワインが有名です。
JR富良野駅前の相生通を西に2キロほど向かった先にある清水山には
ぶどう畑やワイン工場があります。
ぶどう畑では土が見え始め、春の訪れを感じます。
今年もこの畑で育まれたブドウで美味しいワインが生まれます。
富良野産のぶどうを使ったふらのワインは、バランスの取れた味との評価が高く、飲みやすいワインと言われています。
今日は、ふらのワインの赤をいただこうと思います。
この赤ワインのラベルを、指でこするとほのかにラベンダーの香りがします。
富良野のお土産として、とても人気があります。
富良野では地元の牧場で育てられた乳牛から生産される新鮮な牛乳と、その牛乳から作られたナチュラルチーズも有名です。
その中には、ふらのワインを使ったワインチェダーチーズもあります。
ふらのワインの赤の着色と、香りづけがされ、チーズの表面に大理石模様が浮き出して見えます。
幻想的なナチュラルチーズと言われています。
コクのある風味とクリーミーな味わいのあるチーズです。
今日は富良野産のアスパラとワイン、チーズをいただきます。
アスパラの甘みが口いっぱいに広がったところに、ワインをいただくと、アスパラの甘みとワインの酸味と渋みが口の中を満たしてくれます。
ワインチェダーチーズとワインもいただきます。
チーズはほのかなワインの香りとコクのあるクリーミーな味わいをワインの風味がより一層両者を際立出せています。
富良野で育まれた美味しいものをいただく至福の時間です。
暖かくなるこれから、たくさんの美味しいものがいただける季節になります。
富良野の大地の恵みが店先に並ぶのがとても楽しみです。