vol.29富良野 街中で見つけた春

北海道のへそとも言われている富良野市。

もうすぐ4月を迎えようとしています。

2月下旬の富良野駅

今年は雪どけが早く、春分の日を迎える頃には、

3月下旬の富良野駅

雪で覆われていた路面もすっかり雪がとけていました。

線路や街中の雪も溶けています。

数週間前までは、一面雪で覆われていたのが。嘘のようです。

2月下旬の富良野駅

でも、すんなりと春には移行してくれないようです。

3月下旬の富良野駅

春分の日を過ぎたころから、また冬に逆戻りしたような寒く雪の降る日が続いています。

そんな中でも、春は確実に訪れているようです。

ライトアップされた富良野市内五条通

JR富良野駅から西に向かう商店街の五条通。

富良野市の中心市街地として、地域密着の商店街として位置しています。

冬には街路樹にイルミネーションが設置され、雪景色を彩っています。

冬の間、道路わきには除雪した雪が高く積まれた雪山がありました。

今はそれもすっかり小さくなりました。

五条通のへそまる君

雪の覆われていた路面から、富良野市のご当地キャラクターへそまる君や、

五条通のぶどうのタイル

ぶどうが描かれたタイルも姿を現しました。

チラチラと舞い散る雪も、地面に着くと一瞬でとけていきます。

春のなごり雪です。

今日の富良野市は、一日氷点下だったようです。

歩いていても頬に当たる風がとても冷たく感じます。

庭の木に小さなつららも下がっていました。

ラベンダーの葉

ここ数日は寒い日が続いていますが、植物は確実に春を感じ、目覚め始めているようです。

富良野は、夏になるとラベンダーが咲き誇ります。

ラベンダー畑はもちろん、家の庭先や道端でもその姿を見ることが出来ます。

ラベンダーの葉

雪の下でじっと春を待っていた庭のラベンダーも、元気な葉をつけています。

今年も厳しい冬を越えたのですねと、声を掛けたくなります。

花壇のビオラ

雪の下で厳しい冬を越えたのは、ラベンダーだけではありませんでした。

花壇のビオラが、冷たい風に吹かれながら、小さな花を咲かせていました。

雪の下とはいえ、寒い日には-20℃まで下がる富良野の冬。

この可憐な花のどこに、こんな逞しい生命力が宿っているのでしょうか。

厳しい自然を生きる植物の強さをあらためて感じます。

花壇のビオラ

庭先で冷たい雪の上を元気に歩いている小さな虫を見つけました。

一年を24の季節に分けた、二十四節気の啓蟄は、冬ごもりの虫が這い出ると言われています。

まさに啓蟄から3週間が過ぎて、虫たちも元気に活動をしているのでしょう。

活動を始めた虫や花たち。

生命が動き始めています。

冬に逆戻りしたような寒さや雪ですが、確実に春が来ていることを自然が教えてくれています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。